～博物館へ出掛けてきました～

　７月に入って暑い日が続いています。そのような時期ではありますが、小山田高齢者在宅サービスセンターでは小山田デイサービスとサロンの部屋の皆さんが相模原市立博物館へ出掛けてこられました。

　博物館と聞いて興味のある方・ない方それぞれだったと思いますが、小山田地区の方にはなじみ深いであろう古い農具や養蚕の道具を見て回り、茅葺の建物では「昔はこんなだったね。懐かしい。」と、中に入られる方も居られました。

熱心に展示を見学中の皆さま

 

茅葺屋根の建物展示

他にも昭和の家具や家電を見たり、中には地層の展示を熱心にご覧になる方も居られたりと、色々な展示を見て回られ、普段は散歩に積極的ではない方も沢山歩かれていました。

普段からお散歩に積極的な皆さま

　話は変わりますが、小山田に来られている皆さん共通のニーズは「これからも元気で暮らす事。」なのではないかと考えています。

　そして、デイサービスに求められる役割のひとつは機能訓練です。当事業所に本格的なトレーニングマシンはありませんが、日常生活動作を維持できるように体操やレクリエーションを通じて積極的に体を動かして頂いています。

　お散歩もその中のひとつのプログラムであり、自重以上の負荷が掛からないという意味では無理なく行える筋力トレーニングであり効果的な機能訓練かと思います。

　小山田では寒い日も、暑い日も、雨の日も、雪の日も、お天気の日も、皆さんが毎日それぞれのタイミングで館内や館外のお散歩をされており、昼食後やおやつの後にはお散歩の時間もあり、この日も外出前の短い時間を使って廊下を歩かれている方々が居られました。今回は身体を動かす目的に加えて皆さまにいつもとは違った場所を楽しんで頂く機会となったと思います。

　小山田へ戻っておやつを召し上がられた後、スタッフの「今日は博物館で沢山歩かれたと思いますが、お散歩はどうされますか？さすがに今日は（しなくても）良いですかね？」との問いかけに、手を挙げられなった方はお一人だけで、皆さん揃ってお散歩されていました。その時のスタッフの驚いた顔がとても印象的な午後でした。

皆さま。お疲れさまでした。