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2025年09月30日 更新

おりづる苑せりがや 「ヨボヨボ予防体操」で元気な毎日を

 おりづる苑せりがやでは、ご利用者の皆さまがいつまでも自分らしく、笑顔で日々を過ごしていただけるように、健康づくりの一環として一日を通して「ヨボヨボ予防体操」を行っています。

 年齢を重ねると、どうしても体力や筋力は低下し、外出や運動が億劫になりがちです。転倒やケガの不安から外に出にくくなり、結果として体の動きがさらに弱まってしまう  そんな「負の連鎖」を少しでも防ぐことを目的に、楽しみながら続けられる運動を取り入れています。

「ヨボヨボ予防体操」というユニークな名前には、笑いを交えながら前向きに取り組んでいただきたいという願いが込められています。体操をしている時には自然と笑顔が生まれ、「これならできる」「無理なく続けられる」といった声が聞かれます。

 

午前のプログラム ― 道具を使った多彩な体操

 午前中は、体を大きく動かすことを目的に、さまざまな道具を使った体操を組み合わせています。

棒の体操
 棒を両手で持ち、上げたり下ろしたり、横に広げたりすることで、背筋が自然と伸び、姿勢改善や肩・腕の柔軟性維持につながります。普段あまり動かさない部分を伸ばすことで、呼吸もしやすくなり、体がすっきり軽くなったと感じられる方も多いです。

 

輪の体操
 リング状のチューブを使い、腕を通したり、回したりすることで、肩関節や上肢を中心に無理なく可動域を広げます。

 

チューブ体
 ゴムチューブを使った抵抗運動は、筋力維持にとても効果的です。力の加減を自分で調整できるため、体力に合わせて無理なく行えます。下肢の筋肉を鍛えることは転倒予防にもなります。

 

ボール体操
 手に持ったボールを握ったり、足に挟んだり、キャッチボールのように受け渡したり。握力の維持や手先の運動になります。

 これらの体操は「座ったままでもできる」ものばかりなので、体調や体力に応じて誰でも安心して参加できます。毎日の積み重ねが、姿勢の改善や体力維持につながっています。

 

午後のプログラム ― 芹ヶ谷公園を活用した歩行訓練

 午後は「歩行訓練」の時間です。おりづる苑せりがやでは、苑のすぐ隣にある 芹ヶ谷公園 を散歩コースとして活用しています。

 芹ヶ谷公園は、町田市を代表する自然豊かな公園で、四季折々の景色を楽しめる場所です。春には桜並木が広がり、夏は涼しい木陰が心地よく、秋は鮮やかな紅葉が目を楽しませ、冬は澄んだ空気の中で静けさを感じることができます。

 このような自然の中を歩くことは、単なる運動だけでなく、心のリフレッシュにもつながります。「外の空気を吸うと気持ちがいい」「花や木々を眺めるのが楽しみ」「季節の変化を肌で感じられる」そんな声が毎日のように聞かれます。公園には整備された散策路や休憩用のベンチも多く、歩行訓練に適した環境が整っています。

 スタッフが付き添いながら安全に歩行できるよう配慮し、一人ひとりの歩くペースを大切にしています。少し歩いて休憩、また歩く。その繰り返しが無理なく筋力を鍛えることにつながっています。

小さな積み重ねが「大きな自信」に

 ヨボヨボ予防体操や歩行訓練は、一度で劇的な効果が出るものではありません。しかし、毎日続けることで「少し楽に動けるようになった」「長く歩けるようになった」といった小さな変化を感じられるようになります。その小さな変化が「自信」につながり、「もっと動いてみよう」「また散歩したい」という前向きな気持ちを育んでいきます。こうした前向きな気持ちは、生活全体を明るくし、笑顔の時間を増やしていきます。また、体操や散歩を通して他のご利用者との交流も生まれます。「一緒に歩きましょう」「今日はよくできましたね」と声を掛け合うことで、仲間意識や安心感も広がります。

私たちの願い

 おりづる苑せりがやでは、単に「体を動かす」ことだけでなく、「楽しみながら」「仲間と一緒に」「続けられる」ことを大切にしています。体操や散歩の時間は、体を鍛えるだけでなく、心を元気にし、日常生活の中に彩りを添える大切な時間です。これからも地域の豊かな環境を活かし、ご利用者の皆さまと共に「ヨボヨボしない毎日」を目指して取り組んでまいります。

おりづる苑せりがやで「ヨボヨボ予防体操」を一緒にしませんか?