～ 花壇　始めます ～

　小山田高齢者在宅サービスセンターでは、ここのところで、”田植え”や、”芋掘り”の様子をご紹介させて頂きました。梅雨の合間に屋外での活動が多くなっているこの時期に、今回は当事業所の各部屋の前にある花壇を色鮮やかなお花で飾るべく、まずは土を耕し、堆肥をすき込むといった準備を行った際の様子をご紹介させて頂きます。

　少し蒸し暑くなってきた時期ですが、この日は”友”の部屋の前の花壇を男性のお二人が綺麗にして下さいました。

お二人とも慣れた手付きで手際良く、あっという間に個々の花壇はきれいになりました。自然に発芽した大葉が育っているのを見つけ、花壇の端に植え替えて下さる場面も・・・。

　また別の日には、”友”の部屋の方々が別の部屋の前の花壇の作業を進めて下さいました。この日は人数も多く、おしゃべりしながら作業を進められていましたが、狭いところや花壇の端までとても丁寧に作業されている様子が印象的でした。

 

 

　鍬を持つ姿がすっかりおなじみになったお二人は、この日も本当に細かいところまで丁寧に作業して下さっていました。

 

　作業が終わった後は、タープの下で一休み。屋外での活動に少しお疲れの様子も見られましたが、皆さま作業の済んだ花壇を眺めながら「きれいになると気持ちが良いねー。」と、満足そうなご様子が印象的でした。

　そして花壇は皆さまのご協力のお陰で見違える様にきれいになりました。

 

　小山田高齢者在宅サービスセンターには多くの高齢者の方にお越し頂いております。スタッフは皆さまとお話をさせて頂く中で・・・

「昔は畑や田んぼをやっていた。（本格的な農家の方）」

「昔は家の庭で野菜をよく作ったよ。（家庭菜園をされていた方）」

「花や樹木の事なら何でも聞いて。（花の好きな方）」

「今でも庭の植木の世話をしているよ。（植木や盆栽の好きな方）」

「雑草があると取りたくなるのよね。（昔から庭の手入れをされている方）」

と、色々なお話を伺います。

　前回、今回とお伝えしたようにご利用者の方々は”田植え”や”芋掘り”にお誘いしても慣れた手つきで、そして楽しんでも頂いていた様に見受けられました。

　そしてある時、”友”のスタッフより「利用者の方には畑やお庭など、土に触れて植物を育てていた経験のある方が多くいるので、例えば部屋の前の花壇を使って野菜を作ったりお花を植えてはどうでしょう。」との提案がありました。

他のスタッフも交えて相談した結果、ご利用者の方と共に植物を育ててみようという話にまとまり、今回町田市の花壇コンクールに参加させて頂く事となりました。コンクールの趣旨は理解しつつも、決して”花壇をきれいに作る事”だけではなく、”皆さんと一緒に作る事”を大切に植物の成長を見守りながら楽しんで取り組んで頂こうと考えています。

　最後になりますが、蒸し暑い日も多くなってきた中、ご協力いただいた皆さま、なかなかの重労働でお疲れになったと思います。おかげで小山田の花壇が見違えるようにきれいになりました。ありがとうございます。

今度は苗を植え、一緒に成長を見守っていきましょう。

お近くにお越しの際には、皆さまも是非お立ち寄り頂き、ご覧下さい。