NOW LOADING
デイサービス
2025年03月13日 更新
今回は、リハステーション木曽西で利用者様が行っている体力測定の項目をご紹介させていただきます。
〖目的〗
体力測定はご利用者様の初回利用時と以降3か月ごとに行っており、個人の体力や筋力の把握、適した運動プログラムの設定に役立ちます。また、定期的に測定を行うことで、リハビリプログラムの改善や、機能回復訓練の効果の検証にもつながり、測定結果等はご本人やご家族、ケアマネジャーにお渡ししております。
![]() |
〖握力〗
高齢者の体力測定における握力とは全身の筋力を把握する指標として用いられます。握力は下肢の筋力や他の部位の筋力と相関関係が高いため、体力の把握に有効です。
1、握力計を身体や衣服に触れないように垂直にたらしながら全力で握りしめる
2、左右交互に1回ずつ測定する
3、その最大値を採用する
![]() | |
![]() | |
![]() |
☆意義
・握力の経年変化をみることで、体力の余裕度をチェックできる
・握力が低下している場合は、筋力を含めた全身の体力向上が必要と考えられる
・握力が低いほど、身体機能の低下や日常生活動作障害の発生率や死亡率が高いことが報告されている
〖片足立ち〗
高齢者における体力測定の片足立ちとは、足の筋力やバランス機能を評価する検査です。転倒リスクや運動器不安定症を判断する指標として用いられます。
1、両目を開けたまま両手を楽に下げます
2、左右どちらかの足を前方に5cm程度あげます
3、床につけている「支持足」がずれるか、支持足以外の体の一部が床や壁に触れるまでの時間を最大30秒まで測り、記録します
![]() | ![]() |
☆意義
・開眼片足立ちで15秒未満は運動器不安定症のリスクがある
・閉眼片足立ちで5秒未満はバランス障害の可能性がある
※片足立ちでふらつく原因としては、筋力不足、バランス感覚の問題、内耳の不調、神経の問題などが考えられます。
〖5m歩行〗
高齢者の体力測定における5m歩行テストは、歩行能力を把握するために実施されます。
1、直線で11mのスペースを準備する
2、5mのスタート地点と終点にテープを貼る
3、予備路から歩き始めて、スタート地点のテープを超えてから終点のテープを超えるまでの所要時間を測る
4、2回計測し、良いほうを記録する
![]() |
![]() |
![]() |
☆意義
・歩行速度から横断歩道を渡れるかどうかを判断する
・日常生活でどの程度自立して歩行できるかを評価したりすることができる
※歩行速度は、高齢者の身体機能や日常生活機能の指標として重要です。歩行速度が速いほど生活機能が維持しやすく余命も長いとされています。
〖TUG(Time Up & Go test)〗
TUG(Time Up & Go test)とは、高齢者の身体機能を評価するテストで、下肢筋力やバランス、歩行能力などを測定します。運動器不安定症(MADS)の指標としても用いられます。
1、椅子に深く座り、背筋を伸ばした状態からスタート(肘掛けがある椅子では肘掛けに手をおいた状態、肘掛けがない椅子では手は膝の上においた状態)
2、無理のない速さで歩き、3m先の目印で折り返し、終了時間はスターと前の姿勢に戻った時点とする
![]() | ![]() | ![]() |
☆意義
・方向転換や立ち上がり動作を含むため、下肢筋力や動的バランス能力を含む、より実際的な移動能力としての歩行機能を測ることができる
・歩行や生活動作における転倒リスクを判定するために、動的バランス、歩行、敏捷性などを複合的に診ることができる
〖下肢筋力測定〗
高齢者における下肢筋力測定とは、膝伸展筋力を測定することです。下肢筋力低下は、握力と相関していると言われています。
1、椅子に座り、膝を90度にします
2、下腿下部全面に筋力測定器をあてます
3、膝の角度を一定に保ち、膝を伸ばします
![]() | ![]() |
☆意義
・下半身の筋力維持、向上が期待できる
・下肢の筋力がつくことで、活動量の増加にもつながる
※下肢の筋力が低下すると日常生活にも大きな支障をきたし、活動量が落ちる原因となります。下肢筋力はすぐにつくものではないため、継続的なトレーニングをすることが大切です。
〖最後に〗
リハステーション木曽西ではご利用者様が健康で自分らしく生活をしていただけるよう、一人ひとりの体力に合わせた、筋力の維持向上をサポートさせていただいております。
また、当施設はカフェをイメージした設計にもなっており、「くつろぎ、人と繋がる場」を意識しながら、リハビリだけではないゆったりと過ごせる空間にもなっています。
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() |
見学も随時ご案内しております。見学時の送迎も行っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
リハステーション木曽西
電話:042-789-7722
担当:柏谷・高梨・笹本
忠生地区移動支援『お買いものバス かしのみ号』
2025年03月05日更新
コモンズクラブ「きらく書道」刻字に挑戦!
2025年03月13日更新