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デイサービス
2025年07月30日 更新
小山田デイサービススタッフ大渕さんの紹介により、去る7月2日(木)の午後、アイリッシュハープとオカリナの演奏会が開催されました。演奏は、アイリッシュハープとオカリナを愛好するサークル「苺ミルク」の皆さんです。
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コンサートは3部仕立てで、1部はオカリナ、2部はアイリッシュハープ、3部はハープとオカリナの合奏と約1時間の演奏会となりました。オカリナは、土や陶器でつくられた笛で、ひところ日本でも一大ブームが起きましたが、素朴な音色が持ち味の楽器です。
「苺ミルク」の皆さんは、オカリナの歴史をわかりやすく説明され、シェルブールの雨傘など利用者様の聞き覚えのあるポピュラーな曲を演奏してくださいました。
利用者の皆様は静かにその音色に耳を澄ませておられました。リラックスした雰囲気のなか「皆さんも一緒に歌いましょう」という演奏者の声かけで、「あざみの歌」や「ゴンドラの唄」、「リンゴの唄」をオカリナの伴奏とともに、全員で歌われました。
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アイリッシュハープは、弦楽器の中で最古の楽器と言われています。全体で4キロほどの重さがありますが、持ち運びができるため、その昔、吟遊詩人と呼ばれる音楽家の人々が弾きながら歌を歌っていたとか。
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アイルランド民謡やエーデルワイスを、アイリッシュハープで演奏頂くと、皆さまうっとりと聞き入っておられました。演奏者の声かけで、「夏の思い出」や「みかんの花咲く丘」など日本の懐かしい歌を歌うと、皆さま活き活きとしているのが、傍目にもわかります。
音楽を聴くことは、楽しい気持ちになる効果や、血行が良くなり、気持ちよくなることで眠りやすくなるなど、健康への良い効果が認められています。今後も楽しい音楽会を企画し、皆様の心身の健やかな安定につながるよう努めていきたいと思います。
「苺ミルク」の皆様、本当にありがとうございました!!
~音楽会開催に寄せて~
今年の1月に、友人が参加している『苺ミルク』というオカリナとアイリッシュハープ(小型ハープ)のグループから「ディサービスで演奏させていただけないかしら?」という依頼がありました。
コロナ前は、ボランティアの方の演奏や演芸などがよくありましたが、コロナ禍で中止になり、コロナが落ち着いてきた今も以前の状態には戻っていないような気がします。利用者さんは生の楽器の音を聴く機会がほとんどありません。普段あまりなじみのない音に触れると、心が動いて楽しい気持ちになるのではないのかしらと思っていました。
ボランティアの団体にとって、人前で演奏することは、練習の励みになり、本番は緊張し、技術も表現力も磨かれます。よく100回の練習よりも1回の本番と言われます。利用者さんにもボランティアの方にとっても、メリットがあるのではと橋渡しをしたところ、ボランティア担当の職員は快諾でした。
3月に小山田で初めて演奏なさった『苺ミルク』は、利用者さんの反応の良さが忘れられず、7月にもお越しいただきました。当日、最後まで熱心に演奏を聴かれる利用者さん。演奏に合わせて歌う時には、大きな声で歌われ盛り上がりました。いつも午後は静養されている方も起きてじっくり聴かれた後、一緒に歌ってくださいました。利用者さんは本当に音楽が好きなんだな、と実感しました。演奏後、『苺ミルク』のメンバーは「皆さんに喜んでいただけて嬉しいです」と感謝されていました。
今後も、外部から文化的な刺激を受けて利用者さんがますます元気になるといいな、と願っています。(大渕)
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健康体操教室と介護相談会/リハステーション木曽西
2025年06月22日更新