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デイサービス
2024年08月21日 更新
今回は「つくし野デイサービスセンター」から1日だけ限定開催された行事について報告させて頂きます。
夏休みに入った8月1日(木)、つくし野小学校にてPTA主催のイベント『えどはく移動博物館』が開催されました。
この企画は、現在改装休館中の江戸東京博物館から選ばれた数々の道具やパネルを学芸員さんが説明してくれるという企画で、つくし野小学校が応募した結果、見事に当選となり実現した行事です。当日は小学校の教室に所狭しと展示品が飾られて、楽しみながら江戸から東京への変遷を学べる内容となっていました。
そこで小学校に併設している「つくし野デイサービスセンター」も、法人が所有する古道具やスタッフが持っている懐かしい玩具を併せて展示する『つくし野博物館』を同時開催する事になりました。
展示会場は2ヶ所です。
〇視聴覚教室
大きなパネルが何枚も飾られ、当時の写真や実際に触れる事が出来る展示品がいくつもありました。添えてある説明文はとてもわかりやすかったです。
〇サポートルーム ~この教室の半分が『つくし野博物館』の会場となりました~
私たちは17名の利用者の方をいくつかのグループに分けて午前と午後にそれぞれお連れしました。
みなさん熱心にパネルや展示品をご覧になられていますね。
学芸員さんもわかりやすく丁寧に説明してくれました。
昔遊びのコーナーでは「福笑い」「けん玉」「お手玉」「おはじき」「百人一首」「あやとり」などが用意されていましたが「お手玉」の時には、最初は3つを座られてやられていましたが気分が乗ってくると、どんどんイスが後方にずれていき・・しまいには立ち上がって数々の技を披露して下さった方もいました。これには周りのみなさんとても驚いていました。
熱心にミシンを動かしている子供を後ろから優しく見つめている利用者の方ですがこの後、ねじれていた肩掛けの部分をそっと直してくれるという場面もありました。
それではここから展示品のほんの一部をご紹介します。
「昔、家にあった!」
「探せばどこかにあるかも?」
「こんな小さかったっけ?!」
「捨てちゃったよ!」
「今あればお宝だね!!」 等の意見が、子供たちを連れてきているご両親からもたくさん聞かれました。
飛脚からポストが整備され・・
トイレが水洗式になり・・
炭を入れて使用したアイロンが電気式になり・・
お風呂の釜が薪からガスになり・・
和服から洋服になり・・
洗濯機が全自動になり・・
時代が進むにつれ制度が整備され、家電が進歩し、各家庭に普及していった事で、お連れした利用者のほとんどの方が「本当に便利になった!」と、その場でしみじみと感想を述べられていた事がとても印象的でした。
今回は初めて小学校内に足を踏み入れた利用者の方も多く、展示教室へ向かう途中の廊下に貼り出されている、通常の掲示物さえも熱心にご覧になられている方もいらっしゃいました。
1日限定の『えどはく移動博物館・つくし野博物館』には猛暑にも関わらず183名の来場がありました。
最後に
『えどはく移動博物館』の展示品である黒電話と『つくし野博物館』が持ち込んだプッシュボタン式の電話機同士が今回は繋がっていて、両方からかける事が出来ました!
これは子供達にも大人気で、絶えずどちらかの電話のベルが鳴り響いていたのですが、私が久しぶりの黒電話のベルの音を聞いて感動していると、お連れしていた利用者の方が・・・・・
「うちは今でもこれ(黒電話)です」
と、上品な口調でのお言葉が返ってきました・・・・・。
文責;つくし野デイサービスセンター 田村 宏
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